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SOUNDinfo >> 音楽ニュース
音程を補正してくれるこれからのカラオケ
音痴にはありがたい話なんですが。
解剖学者・養老孟司と作曲家・久石譲の対談本 『耳で考える』 より。

久石 以前は歌をレコーディングする時は何テイクか録って、 そのいい部分をつないだりしていました。 へたはへたなりに、 それでもわりとよくうたえた部分が採用されていたわけです。 それが今は、 プロツールスといったデジタル機器が発達して、 機械で全部調整できてしまうんです。 リズムを整えるのも、 音程が外れているのも全部直せます。 極端なことをいえば、 僕が一本調子でワーッとうたったとしますね。 それでもデジタルで修正することで完璧なかたちの歌にできる。
つまり今、 世の中に出ている歌の大半は、 そうやって完全無欠にうたっているように、 人工的につくり直されているわけです。
養老 伺っていると、 今にカラオケがそうなりそうな気がする (笑)。
久石 それはできるでしょうね。 「ア〜」 と声だけ出したら、 あとはリズムも音程もすべて機械がやってくれる。
養老 ベースになっているのは本人の声だけ。 「ア〜」 だけ出せばいい。
久石 そう。 それで 「はい、 これが僕の歌です」 って。 何のことはない、 歌じゃないですよね、 そんなの (笑)。 でも、 今のデジタル技術を使って音を信号として捉えて変換していく手法を取れば、 もう完全に可能なところに来ています。

記事カテゴリー: カラオケ音楽制作
キーワード: 久石譲養老孟司

耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21 A 105)
養老孟司久石譲
角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/9/10)
[09-09-14]

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